CPU

ひとまず、最もなじみ深いPC用のCPUについて述べる。

CPUとは
中央演算装置、の頭文字をとった略称であり、コンピュータの頭脳。
PC用ではintel社の製品とAMD社の製品が2トップで、実質上の選択肢。
MacがIntel社のCoreDuoを搭載したことにより、IBMのPowerPC系はPC用途からは消えたと言ってもかまわないと思う。

代表的なCPU

Core i7
Phenom
AMDの新CPU。現在、9500、9600、9600BlackEditionの3つが発売されている。
Core2Duo
モバイル系PentiumMをリファインしたものだが内部的にはかなり変更が加えられている。PentiumMとNetburstのいいとことどりのような構造。7/29に初の製品であるCore2Extreme X6800が発売される。デスクトップ用、ノート用ともに、ブランドネームは共通。
Athlon64/64X2
Pentium4/Dに対抗するAMD社のCPU。性能・発熱量ともにPentium4/Dより優れている。自作ではかなりの支持を得られたものの、メーカー採用例は日本ではあまりない。メモリコントローラをCPUに内蔵しているのが最大の特徴。世代の違いから、Core2Duoと比較してのメリットは小さい。64X2は、1つのダイの中に二つのコアが内蔵されており、真のデュアルコアと称された。キャッシュは各コアで独立している。
CoreDuo
モバイル系PentiumMのデュアルコア版と考えてよい。名称にこそCoreがついているが、CoreMAに基づいた製品ではない。マーケティング上、この名称が付けられたに過ぎない。2つのコアがL2キャッシュを共有している。また、シングルコアのCoreSoloというCPUもあるが、これは実質的にPentiumMと変わっていないと考えていいと思う。採用例はB5ノートのLet'sNoteR5など。
PentiumM
モバイル用CPU。Pentium!!!をベースに作られているが、かなりの別物に仕上がっているらしい。Centrinoの成功により、昨年ブレイクした感がある。現在ではCoreDuoにその座を譲り、ディスコン。Superπの計算が速い。
Pentium4/D
NetburstアーキテクチャによるCPU。とにかく動作クロックを上げて、処理能力を稼ぐ高回転型。intel社の方針変更により、現在は投げ売りモード。90nmプロセスでの熱リーク問題に手こずり、結果自ら製品寿命を縮めた感がある。PentiumDは、Pentium4を文字通りニコイチしてパッケージしたもので、AMDのAthlon64X2への対抗上、急ごしらえで作られた。65nmプロセスに移行した9xxシリーズは、現在ではEISTも実装され、最大の問題点かつ欠点である発熱量も下がっている。また、オーバークロック耐性も高まっている。
Celeron
intelの廉価版CPUブランド。内部コアの変更があっても、ブランドネームに変更はない。Pentium2時代、3時代は非常にコストパフォーマンスに優れたCPUだった。なお、ノートPCに採用されているCeleronMは、PentiumMのL2キャッシュを減らし、省電力機能を省いた物。CeleronDはPentiumDと違いシングルコア。

メーカー

intel
世界最大の半導体メーカ。技術力、資金力、政治力、マーケティング能力ともに優れ、PC分野で圧倒的なシェアを誇る。
AMD
かつてはコストパフォーマンスに優れたintel互換CPUを作っていたが、現在は独自のCPUを作っている。最近、カナダの老舗グラフィックチップメーカー、ATiの吸収合併を発表した。

メモ

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